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【売買契約書 解説】売買契約書 第2条 手付金

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売買契約書 第2条 手付金

 条文例

1.買主は、売主に対し、表記手付金(以下「手付金」という。)を本契約締結と同時に支払います。

2.売主及び買主は、手付金を表記残代金(以下「残代金」という。)支払いの時に、売買代金の一部に充当します。但し、手付金に利息は付しません。

解説

手付金の支払いに関する条項です。売買契約の流れとしては、通常、買主から売主に契約時に手付金、決済引渡時に残代金と支払いをしていきます。

 

手付金は、一般的には売買代金の5%~10%程度です。手付金が低額であると、売主から手付金の倍返しによって、簡単に売買契約を解除して他の人に売却することが簡単にできてしまいます。具体的な例を出すと、売主Aが買主Bに売買代金1,000万円、手付金10万円で売買契約をした後、1,300万円で買いたいという買主Cが現れたとします。売主Aは、手付金10万円の倍20万円を買主Bに支払い売買契約を解除し、新たに買主Cと1,300万円で売買契約締結するということが簡単にできてしまうということです。

 

手付金の意味

 手付金には、①証約手付、②解約手付、③違約手付、④損害賠償の予定の意味があります。

①証約手付とは、契約の成立を証明するための証拠という趣旨で交付される手付。

②解約手付とは、当事者が契約の履行に着手するまでの間は解除権を留保し、解除した時は、買主は手付放棄、売主は手付の倍返しで清算するという趣旨で交付される手付。

③違約手付とは、当事者に債務不履行があったとき、違約罰として損害賠償とは別に当然に没収できる趣旨で交付される手付。

④損害賠償の予定とは、債務f履行があった時に、予定された損害賠償として、没収または倍額を支払う趣旨で交付される手付。

 

手付解除ということは、少ないですが、悪意のある当事者にあたってしまうと厄介です。最低限の内容は把握しておきましょう。

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