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売買契約書 第8条 抵当権等の抹消

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売買契約書 第8条 抵当権等の抹消 

売主、買主間で合意した不動産売買契約において、売主は、本物件を買主に引き渡す義務があります。そして、売主は、抵当権等の負担のない所有権として買主に引き渡す義務があります。

 

条文例

売主は、本物件について、所有権移転の時期までに、その責任と負担において、抵当権等の担保権、地上権、賃借権等の用益権、その他名目形式の如何を問わず、買主の完全な所有権の行使を阻害する一切の負担を除去抹消するものとします。

 

解説

抵当権は、所有権の交換価値を制約するものです。地上権・賃借権は、使用収益を制約するものであり、売主には、これらの負担を除く必要があります。

その他によくあるものは、根抵当権、使用借権、差押、仮差押も所有権を阻害しますので、除去抹消しなければなりません。

 

条文では、「抵当権等の抹消」は所有権移転の時期までにとしています。

しかし、実務上の不動産取引では、売主は買主から受領する残代金により、債務を完済し、抵当権等の抹消手続きを行うというのが多いです。このような残代金支払日に、残代金の受領、債務の完済、抵当権等の抹消、所有権移転登記までを同時に行うことを同時抹消と呼んだりします。

 

なお、投資用不動産の場合は、賃借権の負担付きでの売買となります。つまり、各お部屋を賃貸して賃料を得ることを目的として、不動産を購入しようとしているため、こういった取引となります。この場合は、第8条の抵当権等の抹消のうち賃借権等の用益権は除くとした契約内容となります。

 

 

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