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【売買契約書 解説】第15条 敷金・保証金の返還債務

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売買契約書 第15条 敷金・保証金の返還債務

  

条文例
  1.  買主は、第14条第1項に定める賃貸人の地位の承継に基づき、売主が本件賃借人から預託を受けている敷金・保証金の返還債務を売主から承継します。なお、売主は、買主に対し、当該敷金・保証金の返還債務以外に本件賃借人に対する債務がないことを表明し、保証します。
  2. 前項に従い承継される敷金については、引渡し時をもって、その金額を売主から買主に移転し、買主は、敷金の総額を売買代金の一部と相殺して支払うものとします。

 

敷金とは

 敷金とは、賃貸借契約の締結にあたり賃借人が賃貸人に交付する金銭で、賃借人の賃料その他一切の債務を担保することを目的とします。敷金は権利金と異なり、契約が終了し賃借人が目的物を返還したときには、賃借人の債務の額を減額して残額が返還されます。

 
解説

本条文も投資用不動産特有の条文です。

敷金・保証金とは、賃借人から預かっている一時金です。不動産売買を行う際、この敷金・保証金   は、売主から買主に承継することになります。

敷金は賃貸約契約そのものの内容ではないですが、賃貸人のための担保として賃貸人の地位と密接に結びついているため、賃貸人の地位の移転に伴って敷金関係も移転すると考えます。そのため、賃借人は、賃貸借契約が終了した場合、新オーナー(買主)に敷金の返還を請求できます。これは、自己の関知しないところで賃貸人の地位が移転される賃借人の利益を保護する必要があるからということです。

 

次に、実際の取引では敷金を売買代金と相殺して取引を行います。第15条2項は、その条文です。

 

 

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