ローリスク不動産投資

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「すみやかに」「遅滞なく」の違いは!?

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 「すみやかに」「遅滞なく」の違いは!?

「すみやかに」「遅滞なく」は、法律用語として使い分けがされています。時間的即時性が強く求められるのが「すみやかに」です。「遅滞なく」は即時性が弱いです。

 

本文には、出していませんが、「直ちに」という法律用語もあります。これは、ニュアンスでいうと"今すぐ"ですね。「すみやかに」は、"可能な限りはやく"です。そして、「遅滞なく」は"事情の許す限りはやく"はになります。すなわち、「直ちに」→「すみやかに」→「遅滞なく」と時間的即時性が緩やかになっていきます。

 

【具体例】売買契約書 第14条 賃貸借契約の承継

具体的に条文を見てみましょう。売買契約書 第14条の賃貸借契約の承継の条文です。第1項では「すみやかに」が使われて、第4項では「遅滞なく」が使われています。ちなみに、ニュアンスは異なりますが、遅滞なくが後回しにしていいわけでは当然ありません。参考にしてみてください。

 

条文例 
  1.  売主及び買主は、本契約締結日において、本物件の建物につき、売主と建物賃借人との間に、別紙「建物賃貸借契約一覧」のとおり、建物賃貸借契約が締結されており、その賃借権の負担付で本物件を売買したことをお互いに確認し、買主は、所有権移転と同時に賃貸借契約等において売主が有する賃借人としての権利義務の一切を承継するものとします。
  2. 売主及び買主は、互いに協力して、引渡後すみやかに本物件建物の所有者及び賃貸人の名義変更について、本件賃借人に対し通知するものとします。
  3. 売主は、買主に対し、売買代金全額受領と引き換えに、現に保有する賃貸借契約書等に関連するすべての書類を交付するものとします。
  4. 買主は、引渡時までに、本件賃借人からの賃貸借契約等の解約等が行われる場合があることを承諾し、引渡時の賃貸借契約を承継するものとします。なお、引渡時までに、賃借人からの解約等が発生した場合、売主は、買主に対して、遅滞なくその旨を通知するものとしますが、本契約には何等の影響を与えないものとし、買主は、売主に対して、売買代金の減額請求、その他何らの請求、異議申立てを行わないものとします。
  5. 売主は、引渡時までに、本物件建物につき新たに賃貸借契約を締結し、又は賃貸借契約等を変更もしくは売主から解約等する場合には、その条件および締結、変更もしくは解約等の可否について買主と協議し、買主の承諾を得なければならないものとします。

 

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