ローリスク不動産投資

不動産投資をいかにリスクを最小限にするか、不動産投資への独自コメント、豆知識、不動産投資本の紹介を通してお話していきます

不動産登記⑮:抵当権の優先弁済

f:id:keiichi2017:20170329002535j:plain

抵当権の優先弁済

前回の記事で抵当権の説明をしていきました。今回は、抵当権の優先弁済についてです。具体的に見ていきましょう。

 

抵当権者(担保権を持っている債権者)は、一般債権者(担保権を持たない債権者)と自己の抵当権に劣後する後順位抵当権者より優先的に弁済を受けることができます。優先弁済の最も重要な点は、担保権を持つ債権者が、債権者平等の原則を破って、一般債権者より優先的に弁済を受け取ることです。一般債権者は、担保権者が回収した残りを平等に按分しますが、抵当権者のみで配当がなかった場合は0となります。次に、自己の抵当権に劣後する抵当権者に対する優先権です。抵当権の優先は登記の順位で決まります。従って、抵当権の順位が重要になるということです。

 

2つ例を出して説明していきます。

①配当原資1億円。抵当権者Aが6000万、抵当権者B3000万、抵当権者C2000万、一般債権者D500万

■抵当権者A:残債6000万→6000万満額回収

■抵当権者B:残債3000万→3000万満額回収

■抵当権者C:残債2000万→1000万満額回収

■一般債権者D:残債500万→回収0円

 

②配当原資1億円。抵当権者A3000万、抵当権者B3000万、抵当権者C3000万、一般債権者D1000万、一般債権者E1000万

■抵当権者A:残債3000万→3000万満額回収

■抵当権者B:残債3000万→3000万満額回収

■抵当権者C:残債3000万→3000万満額回収

■一般債権者D:残債1000万→回収500万円

■一般債権者E:残債1000万→回収500万円

© 2017 KEIICHI