富士山の所有者は誰!?~未登記の謎~

富士山って未登記って何故ですか!?

かおるちゃん 
かおるちゃん 

本日は、こういった質問にお答えします。

富士山の所有者は!?

【場所】そもそも富士山は何県にあるのか!?

富士山は、山梨県と静岡県にまたがる活火山です。市町村単位でみると、山梨県富士吉田市、山梨県南都留郡鳴沢村、静岡県富士宮市、静岡県富士市、静岡県裾野市、静岡県御殿場市、静岡県駿東郡小山町にまたがっています。

標高3776.12m日本の象徴として広く知られています。

【所有者】富士山の所有者は!?

富士山の所有者は誰なのでしょうか。思考停止で考えると、国が所有しているのかと思い込んでいるでしょう。しかし、正しくは富士山本宮浅間大社が所有者となっています。富士山の8合目以降が浅間大社の境内にあるためです。

富士山所有者年表
  • もともとの所有者は徳川家康
  • 1606年:徳川家康から浅間大社に寄進
  • 1871年:明治維新後に国有化されます。
  • 太平洋戦争後、全国で国有化された土地が寺社に返還されたが、富士山頂だけは返還されなかった。
  • 1974年:最高裁判所の判決によって、浅間大社のものと認められた。
  • 2004年:財務省東海財務局が、神社の所有権を認めた30年前の最高裁判決に基づき、土地を無償譲与する通知書を神社に交付した。

【登記】なぜ、富士山は登記されていないのでしょうか。

上記の通り、財務省が神社に土地を無償譲与していますが、富士山の登記は未登記(境界未定地域)です。それはなぜでしょうか。富士山頂は山梨県・静岡県の県境が未確定(領土問題)で土地表示がないため、登記することができないということがあります。