ローリスク不動産投資

不動産のリスクをどう最小限にするか、独自コメント不動産マメ知識を紹介します

家賃滞納② ~内容証明郵便の受取拒否の法的効果~

f:id:keiichi2017:20180610160919j:plain

 

内容証明郵便とは?

内容証明郵便とは、誰がいつどのような内容の文章を出したかを郵便局が証明してくれる郵便物のことをいいます。内容証明郵便は、こういった事項を証明する効果があるものです。そのため、誰に対していつどのような内容の文章を送付したかを証明したい場合、有効な手段となります。

 

内容証明郵便の受取拒否などの法的効果

内容証明郵便は、一般書留として扱われ、郵便局の配達員の方が直接手渡しを行います。その際に、配達員は受取人からサインもしくは印鑑の押印をすることになります。つまり、内容証明郵便を送ったから安心というわけではありません。その後の相手方の対応によって動きが異なっていきます。今回は、内容証明郵便を送って、受取拒否の場合、不在による返送の場合、転居先不明の場合について法的効果を考えていきましょう。

 

内容証明郵便 受取拒否

内容証明郵便を受取拒否された場合、配達員は受取の強制はできません。この場合の法的効果はどのようになるでしょうか。

民法97条 隔地者に対する意思表示

1.隔地者に対する意思表示は、その通知が相手方に到達した時からその効力を生ずる。

受取拒否の場合、民法97条の到達したと認められるかが問題となります。この点、民法では意思表示の効果は到達時に発生し、了知することまでは求められていません。つまり、相手方本人が受け取って中身を読まなくても、受取拒否をした段階で意思表示は成立すると考えられます。これは、過去の判例でも認められています。

なお、家族が受領した場合についても到達したと認めています。

 

 

内容証明郵便 不在による返送

内容証明郵便は、配達時に不在もしくは居留守であれば、不在評がポストに投函されます。1週間の留置期間は郵便局に保管されます。この留置期間の間に不在表をみた受取人が再配達の依頼を行えば、改めて配達されることになります。しかし、再配達の依頼をされないまま1週間が経過してしまうと、内容証明郵便は差出人に返送されます。

判例では、意思表示は到達したと認定した判例と到達してないとの判例があります。つまり、裁判になって到達されたと判断されるかはわかりません。そのため、効果的な対策としては、内容証明郵便の書類をコピーして特定記録郵便で送付しておきます。特定記録郵便は、直接ポストへの投函となるためです。

 

内容証明郵便 転居先不明

内容証明郵便を送ったが、転送期間がきれている場合などがあります。配達が不能な場合は、送達自体がされていないという扱いになります。注意しましょう。

 

まとめ

内容証明郵便を送付する場合、受取拒否や不在であることを考慮して、特定記録郵便でも同様の内容を送るといいでしょう。その際、内容証明郵便には、特定記録郵便でも送付したこと、特定記録郵便には、内容証明郵便でも送付したことを記載しておきます。

なお、最初に内容証明が到達するようにした方がいいでしょう。特定郵便を受取った後に、内容証明郵便が到着すると受取拒否される可能性があるでしょう。

 

www.fudousantousinavi.com

www.fudousantousinavi.com

 

 

 
 
© 2017 KEIICHI