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【合格者が話す】試験の見直しで鑑定士試験は簡単になったの!?

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平成28年から鑑定士試験って簡単になったの!?

試験の見直しで鑑定士試験は簡単になったの!?

こんにちは。本日は、平成28年及び平成29年に発表がありました試験問題の見直しで不動産鑑定士試験が簡単になったのかについてお話をしていきたいと思っています。

 

不動産鑑定士試験の改善について

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土地鑑定委員会「不動産鑑定士試験実施の改善について」より


平成27年6月に土地鑑定委員から「不動産鑑定士試験実施の改善について」という公表がありました。前回の法改正から10年が経過し、改善の方針を発表することになりました。

具体的には、短答式試験及び論文式試験について、不動産分野の職務経験がない方にも積極的にチャレンジしてもらうため、そうした受験生でも短期合格が可能となるよう、試験問題の見直しが行われました。

 

短答式試験の見直し

短答式試験は、平成28年度より以下の通り試験問題の見直しが行われました。「行政法規」と「鑑定理論」についてです。

 

  • 【不動産に関する行政法規について】昨今の不動産市場を取りまく状況等を踏まえた重要性の観点から、現在出題対象としている法令の一部を出題対象から除外する。
  •  【鑑定評価に関する理論について】不動産鑑定評価基準及び同運用上の留意事項の理解度を問うことを主眼とするものとし、実務的な知識や実務経験を有さなければ解答が困難な問題の出題数を現行よりも削減する。

 

行政法規については、具体的に法令の一部が出題対象から除外されています。下記の不動産に関する行政法規の出題範囲によると「新住宅市街地開発法」「公有地の拡大の推進に関する法律」が実際に除外されています。

私見ですが、都市緑地法、自然公園法、自然環境保全法、森林法、公有水面埋立法なども使う機会が少ないと思います。

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行政法規出題範囲変更

 

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論文式試験(鑑定理論)の見直し

論文式試験も、平成28年度より鑑定理論の試験問題の見直しが行われました。

 

  • 【鑑定評価に関する理論(記述問題)について】鑑定評価基準等の理解度及び基本的な応用能力を問うことを主眼とするものとし、実務的な知識や実務経験を有さなければ解答が困難な問題の出題数を現行よりも削減する。
  • 【鑑定評価に関する理論(演習問題)について】鑑定評価の一連の手順をすべて経て、鑑定評価書を完成させる形態を廃止し、出題内容の重点化を図る。具体的には、対象不動産の最有効使用をどのように判定するか、鑑定評価手法の適用に際し、何故その手法が有効なのか、鑑定評価の書く手法の適用過程において特に留意すべき点は何かなど、不動産鑑定評価基準等を踏まえた鑑定評価の中心的なプロセスを有機的に理解しているか否かを問うことを主眼とするものとする。鑑定評価手法の適用過程における計算量を現行よりも削減する。

 

論文の鑑定理論についても実務経験がなくても解きやすい問題が増えたことは間違いないです。また、演習に関しても計算量が明らかに減ったと思います。

私が論文式試験を受けていた頃は、演習問題は最後まで解けるということはあまりないことが前提でしたが、今の試験はそうではないようです。実際に変わってきたなという印象です。

 

論文式試験(民法・経済学・会計学)の見直し

民法・経済学・会計学は、平成29年度の鑑定士試験から必要な見直しを行うとしていました。見直しについての検討の結果、現行の出題内容を基本的には継続するということになりました。ただし、受験者にとって受験のための学習が過度の負担とならないように、出題にあたっては、以下のような点に留意することとなりました。

 

  • 問題の一部を空欄補充問題とすること(民法を除く)や、設問を小門に分けて出題することなどにより、学習で身につけた基礎力や応用力を幅広く確認できる出題構成とする。
  • 民法については、解答にあたって参照すべき条文を試験問題に掲載するとともに、権利関係が過度に複雑な事案の出題を抑制する。
  • 経済学については、高度な数学の知識を必要とする問題の抑制する。

 

実際に簡単になったのか?

私は、試験見直し後の問題を解いたことはありませんが、平成30年に受験した方に話を聞く限り、試験見直しで少し難易度は下がったという話は聞きました。しかし、そもそもの難易度が高い資格だということは変わりません。頑張りましょう!

 

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