ローリスク不動産投資

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立退き料の相場は?

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立退き料とは?

立退き料とは、賃貸人の要望に応じて賃借人が物件を明け渡し退去する場合に、その対価として支払われる費用をいいます。

 

立退き料の相場はいくらくらい?

まず、立退き料に相場というものはありません。基本的に当事者間での話し合いによって決められます。しかし、ある程度の目安というのがあることもあります。例えば、住宅の場合は、おおむね賃料の6ヶ月前後の交渉が多いと思います。ただし、あくまで目安です。立退きをする際の個別事情によって大きくことなります。私は、立退き料0円であった事例や住宅で約120ヶ月という事例も見ています。そのため、個別事情によって全く異なるということを理解しておく必要があります。

 

 

店舗は、住宅以上に、相場・目安というものがありません。考え方は、①店舗の移転費用(引越費用、新店舗の内装費用など)②借家権価格③営業補償(移転により営業を一時的に停止することによる営業利益の損失を補償するもの)④正当事由の強弱などによって店舗の立退き料は、交渉されます。お互いの主張が大きく相違するケースも多いため、お互いに弁護士をたて、不動産鑑定士による不動産鑑定評価書を基に裁判で決着するケースも少なくありません。

 

立退き料の判例について

立退きには、正当事由の有無が問題になります。建物の賃貸借においては、賃貸借契約期間が満了した時に賃借人が更新を望む場合、賃貸人に正当事由がないと更新を拒絶することができません。また、借地借家法第28条では、正当事由判断のために詳細な規定を設けています。

 

①賃貸人及び賃借人が建物の使用を必要とする事情

②賃貸借に関する従前の経過

③建物の利用状況及び建物の現状

④賃借人に対して財産上の給付をする旨の申出をした場合におけるその申出

 

代表的なものの一つとして、平成17年10月の裁判例によると、「正当事由の補完事由としての立退料は、建物明渡しによる移転費用その他の損失を補償するもので、借家権価格と損失補償額を検討し、諸般の事情を考慮して算定することが相当」とされています。

具体的な判例を見ていきたい場合は、弁護士先生に相談しましょう。

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